介護離職せずに仕事を続けたい

私が今抱えている不安のひとつに、「介護離職」があります。

先日産休に入ったばかりの私。結婚後共働きを始めてしばらくは、同居で義母に家事をお願いできることもあって残業にも応じていました。
しかし、義父が倒れてからは義母は介護に精一杯。私はほどなくして妊娠したので、家事まで手が回らないことも多く、夫には迷惑をかけました。
出産して子育てが始まれば、今までよりもさらに負担が増えるでしょう。現在自宅で過ごしている義父は目が離せない状態。義母が介護してくれているにしても、ずっと義母だけにお願いするわけにもいきません。

そんな状況だと「私が仕事を辞めて家にいれたら…」と思うこともあるのです。
ネットで片っ端から同じ境遇の人がいないか、何か役に立つ情報はないか調べてみました。
すると、介護離職の理由のトップは「仕事と『手助・介護』の両立が難しい職場だったため」で、60%を超えていたのです。
一方、介護休業制度・介護休暇の利用状況を見ると、「利用者がいない」企業が60%以上。 
この二つの結果からは介護休業制度は「利用者がいない」のではなくて、「利用できる職場環境じゃなかった」というのが実態だと言えるのではないでしょうか?

他にも、介護離職者10万人のうち、約8割が女性だというデータもあるようです。
確かに、家族を支えている夫に「介護のために仕事を辞めて」とは言えません。でも、私もできることなら仕事を続けていきたいと思っていました。
私の職場にも介護休暇制度はあります。ただ、産休を取って介護休暇も取るというのはさすがに難しいんじゃないかな…と感じています。
というのも、私が勤める職場は人手不足が常態化しており、長期の休みを取りづらい状況なのです。
勿論、どの業界でもこういった休みの取りづらさはあると思いますが。

政府は「一億総活躍社会」と称して、希望出生率1.8、介護離職ゼロに取り組むのだそうです。
今後、介護サービスがもっと整備されて、介護離職しなくても済むような社会になることを願っています。